考え方編7:[長期投資]ETF運用会社とリーケンのおすすめETF
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リーケン
ETFってなんだっけ?
株とはどう違うんだっけ?
博士
ETFは、「Exchange Traded Funds」の略称です。
といわれて意味の分かる人は殆どいないのぉー

簡単に言えば「株式の詰め合わせパック」じゃ。
株は株でも、「個別株」でなく「詰め合わせパックの株」と考えれば良い。
リーケン
そんなどこの何ともわからないものより、個別株を買えばいいんじゃない?
「経費」なんかも払わないといけないんでしょ?
博士
そのとおりじゃ。
けども、ETFには経費を支払っても余りあるメリットがあるんじゃ。

個別株ではなくETFを購入するメリット・デメリット

・メリット

①経済指数連動型、とくに「S&P500指数」に連動するETFがもっとも有名です。

 何がいいかと言うと、業績不振や利益があがらなくなった会社の株をETFの運用会社が自動で売却し、

 別の成績の良い会社の株を自動的に購入してくれるからです。

  例えば、米国で最も大きな運用会社であるバンガード社が運用する「VOO」という名前のETFの中身を

 見てみましょう。

引用:ブルームバーグ https://www.bloomberg.co.jp/quote/VOO:US

  以上のように、最大でもアップル社の5.87%がMAXの保有率となっています。

「VOO」を購入するだけで、アップル株もマイクロソフト株も

テスラ株も全ての株を保有していることになります。

・しかも、運用会社が大多数の投資家から集めた資金で運用しているので、

 経費率も低く抑えられ、2021年6月時点で400ドル(4.5万円)くらいで

 1株のETFを購入することができます。

・上記の内訳から、VOOのETFを1株購入したと考えると、400ドル×5.87%≒23.5ドルなので

 23.5ドル分のアップル株を購入したことと同義になります。

・個人でこんなに多種類の株を持とうとすると、どれだけお金がある人でも難しいし、業績が

 振るわなくなったら売却するなどの運用の手間も半端じゃないです。

・以上の理由から、ETFという商品は、とても素晴らしいと言えます。

・デメリット

①経費がかかる。

 

・アクティブファンドを選ぶと経費が高いですが、インデックスファンドでは

  気になるほど高いわけではありません。

 

・ちなみに、VOOは年間経費率2021年6月時点で0.03%なので、100万円分のETFを

  買っても年間で300円程度支払うだけで運用してもらえます。

 

・購入するETFの種類と時期を間違えなければ、この程度の

  経費は簡単にペイしてしまうくらい成果が期待できますし、銘柄の分散もできます。

 

・ちなみに経費は毎日引かれて、その分がETFの価格に反映されているので、

  別途支払う必要はありません。

米国3大運用会社

米国の三大運用会社
会社名有名なETF商品
バンガード・グループVanguard S&P 500 ETF(ティッカーシンボル:VOO)
ブラックロックiシェアーズS&P500 ETF(ティッカーシンボル:IVV)
ステート・ストリートSPDR S&P500 ETF(ティッカーシンボル:SPY)

・日本人でこの3社を言えるヒトは、かなり少ないのでは無いでしょうか。

 大きな運用会社であるほど、多くの資金が集まるので「経費を低く抑えること」ができ、

 「安心」でき社会的責任も大きいので、変なETF商品が出にくいです。

 (ただし、盲信はダメですので個人で経費の確認は必須です。)

・この3社の名前は知っておきましょう。

 株を購入したことがある人は、商品名を聞いたことや見たことがある人が多いのではないでしょうか。

・ちなみに、上記表の「有名なETF商品」は各社がS&P500指数に連動するように

 各社で運用しているETF商品になります。

リーケンのおすすめETFは?

・ちなみにティッカーシンボルは、ETFや株式の略称みたいなものです。

 証券会社で購入しようとする時に、検索窓に入力するときとかに使います。

S&P500指数ETF
ティッカーシンボル運用会社※配当利回り※経費率(%)※備考
VOOバンガード・グループ1.350.03S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。主に米国の大型株を保有。S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、四半期ごとに時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定し、リバランスする。
IVVブラックロック1.140.03S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、主に米国の大型株を保有。四半期ごとに時価総額方式を用いて保有銘柄のウエートを算定し、リバランスする。
SPYステート・ストリート1.290.09S&P500種指数の全構成銘柄を組み入れる。主に米国の大型株を保有。ユニット型投資信託であり、四半期ベースで配当を支払う。保有銘柄のウエートは時価総額ベースで算定。
※2021.6現在の数値
※ブルームバーグのサイトから引用

米国債ETF
ティッカーシンボル運用会社※配当利回り※経費率(%)※備考
VGSHバンガード0.360.05バンガード米国短期国債ETF
TIPブラックロック6.400.19ブルームバーグ・バークレイズ米国物価連動国債指数に連動する投資成果を目指す。同指数は、米国物価連動国債(「TIPS」と呼ばれる)の値動きの指標となる。
IEFブラックロック0.820.157-10年のアメリカ国債
TLTブラックロック1.680.15iシェアーズ米国債20年超ETF
※2021.6現在の数値
※ブルームバーグのサイトから引用

高配当ETF
ティッカーシンボル運用会社※配当利回り※経費率(%)※備考
SPYDステート・ストリート3.920.07S&P500の中から高配当株を抜粋して投資。80銘柄に分散。
HYGブラックロック3.970.49ハイイールド社債で構成される。ハイイールドということは、会社の格付けがある程度のものに投資しているということ。
HDVブラックロック3.340.08消費財、生活必需品、エネルギー、石油・ガス、電気通信セクターの企業に投資する。代表サンプリング手法を用いて保有銘柄のウエートを算定。
※2021.6現在の数値
※ブルームバーグのサイトから引用

広範囲のETF
ティッカーシンボル運用会社※配当利回り※経費率(%)※備考
VGKバンガード4.330.08FTSEディベロップド・ヨーロッパ大中小型株インデックスに連動する投資成果を目指す。2021/6現在では、ネスレの株が最も多い。
VTバンガード1.940.08先進国と新興国市場の両方を対象
VTIバンガード1.210.03あらゆる時価総額規模の米国株式を保有。米国株式市場全体を投資対象とする。
※2021.6現在の数値
※ブルームバーグのサイトから引用

新興国ETF
ティッカーシンボル運用会社※配当利回り※経費率(%)※備考
EEMブラックロック0.870.68MSCI TRエマージング・マーケッツ・インデックスのパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。主に新興国市場の大型・中型株を保有する。(韓国多め)
VWOバンガード2.050.10FTSEエマージング・マーケッツ・インデックスに連動 する投資成果を目指す。ブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカなど、世界中の新興国市場で大型・中型株を保有する。時価総額加重型。
IEMGブラックロック1.400.11新興国株式市場のパフォーマンスの指標となるMSCIエマージング・マーケッツ・インベスタブル・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指す。
※2021.6現在の数値
※ブルームバーグのサイトから引用

ゴールド・金鉱山株
ティッカーシンボル運用会社※配当利回り※経費率(%)※備考
IAUブラックロック-0.25純資産 の割 合的な未分割受益権を表章する証券を発行する。
GLDステート・ストリート-0.4SPDRゴールド・シェアは米国籍の投資ファンド。投資目的は、経費差引後の、金地金の価格動向を反映させること。
GDXヴァンエック・グローバル0.550.52NYSE Arca金鉱株インデックスに連動する投資成果を目指す。
GDXJヴァンエック・グローバル1.80.53MVIS中小型金鉱株インデックスの価格および利回り実績 (手数料・経費控除前)と同等水準の投資成果を目指す。
※2021.6現在の数値
※ブルームバーグのサイトから引用

何に投資するかは自分次第

・インフレに強いのは「ゴールド」や「株」

 デフレに強いのは「債権」「現金」

  なんて言われて久しいですが、あまりにも各国の政府がお金を刷りすぎていて

 昔とは異なるような状況も生まれてきました。

・例えば、最近では、株と債権が一緒に上がったり・・・

・こんな時代だからこそ、分散が大事だと思います。

・投資の世界では、銀行にお金を預けている状態(貯金)を

 「現金の日本円に投資をしている」と考えます。

 つまり、一点集中の投資をしていることと同義になります。

 現金は、デフレに対して強い資産なので、

 「デフレにのみ備えている状態である」と考えることができます。

・投資をすると、自分のお金がかかっている分、いろんな知識を自然と

 調べるようになりますのでそういった部分でも

 自己投資になっていて一石二鳥だなと思います。

上記ETFを取り扱っている主な証券会社

※いすれの証券会社もネット証券であり、手数料関係は最安値レベルとなります。

本商品の取り扱いのある主な証券会社
証券会社名取り扱いの有無
楽天証券
SBI証券
マネックス証券

※リーケンの独断で3社のみの情報に絞っています。

 上記以外の証券会社でも、取り扱いのある会社はあります。

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