考え方編10:[長期投資]複利の効果って本当に大きいの?利回りってどのくらい効いてくるの?
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リーケン
株式投資を始めると、利回りってよく聞くのだけど
それって実際どのくらいすごいのかわからない。
博士
資産運用の経験がないヒトには聞き慣れない言葉じゃの〜。
「複利や利回り」という言葉を、神格化しているような本まで出ているが
実際、一般人が使うとどのくらいの利点が出るのかを見てみよう。

・複利は、投資で得た配当金を自分の手元で消費せず、

 その配当金を株式購入のための資金に回すことです。

 そうすることで、「積立金+配当金」が投資に回るので、

 積立金のみの場合よりも、効率よく

 資産を増やすことが出来るというものです。

目標金額が5000万円の場合は、毎月どのくらい積み立てる必要があるのか

表1. 目標5000万円に対して「初期の投資資金」+「投資年数」+「利回り(3%)」

初期投金額(円)期間(年)利回り(%)毎月の積立(円)タンス貯金の場合
(利回りなし)
(円)
¥100,000103¥355,900¥42,808,000
¥100,000203¥151,300¥36,412,000
¥100,000303¥85,100¥30,736,000

・「表1」で示しているのは、10万円から投資をはじめて、目標の5000万円に到達するのに

 「毎月いくら積立てをしないといけないか?」をまとめた表になります。

・30年計画で運用しようと考えている人ならば、実際の元金は3000万円程度で済み、

 10年間で目標達成しようと考えているヒトは、約4300万円の元金が必要となる。

・複利の効果っていうものは、このような感じで「投資運用期間」が長ければ長いほど、効果を

 発揮するものとなります。

・ちなみに利回りを3%にした理由は、リーケンが「高配当」と考える

 基準が「3%以上」だからです。

・意外と「そんだけしか増えないの?」と思われた方も多いのでは無いでしょうか。

5000万円を貯めたあとに、配当金は月にどのくらいもらえるの?

表2. 5000万円貯めた後の配当金について

配当利回り(%)
(税引き後)
年間配当金(円)月に使える金額(円)
3¥1,500,000¥125,000
4¥2,000,000¥166,667
5¥2,500,000¥208,333

・「表2」をみてどのような感想を持たれたでしょうか。

 「月に12.5万円しか使えなかったら、生活できないよー」こんなふうに思いませんでした?

・そのとおりだと思います。

 あまりにも「配当金」の力を過信せずに、現実に当てはめて考えるのが大事だと思います。

毎月5万円くらいしか投資に回せないよーって方

・5万円って、まぁまぁ大きい金額だと思いますが、シュミレーションの基準として使ってみます。

表3. 目標5000万円に対して必要な利回り

「初期の投資資金10万円」+「投資期間10〜30年」+「毎月5万円の積立て」

初期投金額(円)期間(年)毎月の積立(円)必要な利回り(%)
¥100,00010¥50,00033.5
¥100,00020¥50,00011.9
¥100,00030¥50,0005.9

・10年で5000万円貯めようとすれば、33.5%の利回りが必要なんですね。

 この利回りって、安全にリスクを小さく分散投資した手法では、まず不可能な数字です。

目標達成のためにリスクを取って、個別銘柄やレバレッジを使った投資手法を使うべきか

・正直、リーケンは、投資だけで年間何十%もの利回りを狙うのはオススメしません。

・相当、「銘柄選びに自信があって、投資銘柄の下調べに全力を掛けれる方」や「投資が凄腕」な方は、

 出来るかも知れませんが9割以上の方は、そうではないと思いますので、オススメできません。

・ある調査では、デイトレでレバレッジをかけた手法のみに絞った場合、90%以上のヒトが負ける。

 とされています。

 リーケンは、この調査はかなり信憑性があると思っています。

・自分にも言い聞かせるように言いますが「どうせ負けるからやめときな」です。 

 ただし、取引に慣れて「リスク管理」がきちんと出来る場合は別ですが・・・

では、どうすればいいのか

・世の中でお金を増やす方法は、「金融投資」だけではないということです。

 もちろん金融投資は、資本主義経済の現代において、行うべきだと考えていますが、

 もっと広い視野をもって、今、流行の「自己投資」などにも目を向けてもいいのではないでしょうか。

毎月の積立金が増額できれば良い

・毎月の積立金額を増額する方法は、何も株取引を始めとする金融投資のみにこだわる

 必要はないと思います。

・積立て金額を入金することをSNS界隈では「入金力(にゅうきんりょく)」

 と言ったりするのですが、この入金力を高めること大事です。

 つまり、「稼ぐ力を高めること」が大事だと思います。

・稼ぐ力は、サラリーマンとして昇進を狙ってもいいし、副業してもいいし、

 今はたくさんの方法があるかと思います。

・「節約」で入金力を高めてもいいが、限界があるし、「人生の満足度」を下げるならば、やらないほうが

 いいかも知れません。

 ただ、楽しめるならば別に「節約」でも良いと思います。

・言いたいことは、一つのことに「依存」しないで、広い視野で自分の得意分野で戦うことが大事だと

 いうことです。あと、楽しめることはかなり大事だと思います。

 

・ちなみに金融電卓というものが「モーニングスター㈱」さんのサイトに無料で公開されていますので、ご自身  

 の状況に合わせて計算してみてもいいかも知れません。(登録も何もいりません)

 ↓

 https://www.morningstar.co.jp/tools/simulation/index.html

株式全般の取り扱いのある主な証券会社

本商品の取り扱いのある主な証券会社
証券会社名取り扱いの有無
楽天証券
SBI証券
マネックス証券

※リーケンの独断で3社のみの情報に絞っています。

 上記以外の証券会社でも、取り扱いのある会社はあります。

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