
・米国雇用統計も発表され、米国労働市場が強くなっていることを再認識させられました。失業率は4.0%と完全雇用に近い水準でした。ということは、FRBが気兼ねなく利上げに踏み切ることができるということを示唆しています。
・yahooニュース:米国雇用統計(2022/2/4)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c90dbd99e832d2e425d206bcba99069a79094b53
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・そもそもFRBは株式の株価のために、利上げや利下げ、QE(量的緩和)やQT(量的引き締め)を行うのではなく、労働市場のために行うものです。働く人々が一番大事なわけですね。もちろん、できる限り株価などにダメージを与えないように多少は配慮しながら、決断を下していくのですが、株価が最重要ではない点を考慮しておいた方が良いです。
・アメリカでは、利上げやQTが徐々に行われていくのですが、このような局面は、株価にとって不利な局面と言えます。現在は、インフレ率が高すぎる状況となっています、インフレは物価上昇の意味なので、これから「物価下落」を目標としていかなければなりません。物価下落を狙うには、「現金」の価値を上げなければなりません。
・今はポテチが130円でしか買えない。これはやばい・・・現金の価値を上げなければ・・・100円になった。やったぞ現金の価値が上がった・・・とこのようにしたいわけです。この場合だと3割くらい現金の価値が上がったことになります。このようになると、企業の「売上」は減ります。売上が減ると株価は下落します。理屈で考えると、大きく見れば今から株価は下落する方向に進むはずです。
・とまぁ、理屈では上記のようになるのですが世界はそう単純でなく、何が起こるかわかりません。なので、優良なインデックスに積み立て投資を行うのが、株式投資の基本で、主軸に据えるべきだと多くの方が口を揃えて言うわけで、管理者自身も主軸はインデックス投資だと考えています。
・余談ではありますが、最近ナスダック関連(グロース株)への投資が流行っています。しかし、利上げやQT局面では、最も打撃を受けやすい分野あることを理解して、投資を行わなければならないです。私も1月から購入を開始しようかと考えて、一旦は購入したのですが、すぐに手放しました。理由は、想定よりも株価が落ちなかったことと、買い支えているのが、過去の実績だけをみて投資をし始めている初心者の方が多いからです。
・投資の格言に、「靴屋が株を買えば株価は下落する」と言うようなものがあり、要約すると、株に興味なかった人のところまで株の情報が行き渡り、そのような人まで購入するようになったと言うことです。このような状況になると、これから先、株を購入する新規参入者がいなくなるので、少なくとも株価は上がらなくなり、次の段階では、誰が傷口が浅いうちに切り抜けるかと言う「ババ抜き」が始まります。現在のナスダック市場、QQQ(ETF)やレバナス(投資信託)は、まさにこのような状況になっているように見えます。
2021/6〜2022/2/5の収支(為替損益含む)

・キャピタルゲイン(売買益)は、ほぼ±0です。それにもかかわらず、8万円程の評価益が出ているのは、為替損益と配当(インカムゲイン)によるものです。保有している株の評価はマイナスなのに不思議な感じです。
2021/6〜2022/2/5の保有株式状況

・「VIG」は過去10年間増配している株だけを詰め合わせたETFとなります。心理的に大好きなので、毎月購入するようにしていますし、今のところ手放す気はありません。米国株の優良ETFであるVOOやVTIとほとんど同じような動きをしていて、成績も似たり寄ったりですが、コンセプトが好きなのでこの口座では積極的に購入しています。ちなみにインデックス投資は、「つみたてNISA」にまかせているので、こちらの口座は、少し自由度を持たせています。まるで、サッカーの監督にでもなったような気分で投資を楽しみながら行っています。
・「GDXJ」は、金鉱株の詰め合わせパックのETFです。ゴールドは、現金が生まれる前の「お金」なので保有しています。純粋なゴールドではなく、金鉱株を保有しているのは、配当金がもらえることと、ゴールドに比べて値動きが大きい点にあります。例えるなら、「ゴールド」と「ゴールドを掘ると言う事業会社」の詰め合わせパックのようなものです。ゴールドそのものの価値にも左右されますし、労働市場にも左右されます。
・純粋にゴールドを保有されたい方は、現物を購入するか、IAUかGLDというETFを所有されると良いかと思います。IAUやGLDは、資産運用会社が実際にゴールドを保有して、それを担保に価格がつけられていますので現物を購入するのと変わりません。また、現物に比べて手数料も安く、売買時の税金も株式と同様なので安いです。
・「ゴールドは配当金を産まないから嫌い」と言う方もおられますので、好き嫌いが分かれます。管理者も配当金を産まないところが好きではないので、金鉱株にしている面もありますが、金鉱株の方が価格変動が大きいので、損するときの額も大きくなりがちで、そのあたりには注意が必要かと思います。
・管理者のポートフォリオは、多くの方が好きそうなキラキラ銘柄(アマゾン、アップル等)はなく、地味な感じのポートフォリオですが、主軸に据える投資は地味めの方が良いかと考えています。サテライトとして、キラキラ銘柄を購入するなどをして楽しむ分には否定しませんし、私自身も行っていますが、主軸は地味めの堅実な投資の方が良いかと思います。このような地味な投資を「ブラックカラー投資法」と管理者は名付けており、これが王道で再現性が高く誰でもできる投資だと考えています。
売買した銘柄(2022/1/20〜2022/2/5)

・新興国株(VWO, EZA, EPI)・ゴールドETF(IAU)・ナスダックETF(QQQ)・高配当株(SPYD, HDV)を所有していたのですが、全て売却いたしました。利上げ局面になり、一旦リセットするタイミングだと考えました。投資の基本である、長期積み立てで優良なETFやインデックスに投資をするというのがありますので初心に帰ってそちらの方にシフトしていきたいと考えています。
・この口座では、基本は長期積み立てを目指しますが、少し管理者色を出して運用しています。なので、管理者自身の考えで、今は現金の比率を上げておいた方が良いという判断をし、具現化しています。その結果、短期しか保有しなかったり、中期になったり、長期になったりマチマチになります。その辺りは、許してください。
つみたてNISA(2022/1〜)

・2022/1から「つみたてNISA」を始めました。今までは、NISAを行なっていたのですが、「つみたてNISA」の方が手間がかからず管理しやすいと考えて、変更しました。また、管理者がどのように相場を予測しようが自動で積み立ててくれるところも魅力です。
・少なくとも何十年単位で保有していても、問題の無い商品に投資するのが基本です。私は、米国株は今後も長い目で見れば強いと考えていますので、S&P500に連動する投資信託に投資をすることに決めました。
仮想通貨の収支(2021/9〜2022/2/5)

・2021/9からの投資金額は以下のようになっています。
①ビットコイン:3万円
②イーサリアム:5万円
・現在は、2種類とも約1万円ずつ下がっているような状況です。長期目線でドルコスト平均法で投資を行いますので気にせず毎月積立て行きます。積み立て日は毎月8日です。前回も書きましたが、仮想通貨は値動きが激しく、上がったり下がったりします。気にせず投資を続けていきます。
おすすめの投資商品を挙げておきます
①S&P500に連動する商品、米国株の成長を取り込むことができるETF
ETF: VOO
投資信託: eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
②アメリカ市場全体に分散投資できる商品、米国株の成長を取り込むことができるETF
ETF: VTI
投資信託: 楽天・全米株式インデックス・ファンド
③先進国・新興国関係なく全世界の株式に分散投資できる商品、世界経済の成長を取り込むことができるETF
ETF: VT
投資信託: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・今後10年間も米国が世界経済の牽引役になるなら米国株投資ですし、今後は世界の中心はどこか別の国に変わっていくと考えるなら全世界株投資だと思います。どれに投資するかは、自分の頭で考える必要があるかと思います。
おすすめのネット証券会社
※リーケンの独断で3社のみの情報に絞っています。上記以外の証券会社でも、取り扱いのある会社はありますが、余程、特殊な取引を求めない限りは、上記3社で十分です。
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