![[検証1] ビットコインはインフレヘッジになり得るのか?(2022/2/12現在)](https://ri-ken-bookinfo.com/wp-content/uploads/2022/02/b46c9811242d9965a6a49abe5072f812.png)
・デジタル・ゴールドの異名を持つビットコインですが、実はインフレ対策にはなり得ないかもしれないなぁって最近、思い始めました。インフレ対策目的なら、普通にゴールド持ったり外貨を多めに保有すれば良いだけかもしれません。
まずは、現状把握:2022/2/10 米国CPI(消費者物価指数)が前年比7.5%上昇している現在において
・消費者物価指数 上昇の影響もあり、米国10年債利回りは1.94%まで上がっています。一方で、FRB(アメリカの中央銀行)は0-0.25%の政策金利を維持しています。
消費者物価指数:前年比7.5%上昇 ⇄ 政策金利:0-0.25%
・そもそも消費者物価指数の上昇、インフレ率は2%が目標であったにもかかわらず、現在は7.5%まで上昇しております。ある有識者は、インフレ率以上の政策金利にしないとインフレ率は納まらないと言っている方もおられるようです。
・現在、日本の住宅ローンは1%にも満たない状況にあります。これが7〜8%になったとすると・・・どれだけの人が破産するのだろう・・・とこれはアメリカ人にも言えることなので、結構ヤバい状況にあります。
前置きはさておき、インフレ局面では・・・
・インフレ局面では、コモディティが強いと言われています。コモディティは、金・銀などの貴金属、非貴金属、農業商品、石油・石炭・LNGこのようなものがあります。これらが、なぜ強いかと言いますと、埋蔵量・生産量が有限であることとされています。
・有限といいますと、ビットコインも有限なので近年ではデジタル・ゴールドなんて言われたりもします。しかし、比較的新しいアセットですので、その効果や価値は多くの人がわからないでいるかと思います。正直言いまして、私自身もビットコインの価値を推測っている最中となります。
・今現在は明らかなインフレですので、その価値を確かめるにはもってこいの状況であると言えそうです。
比較検討してみよう
・前提条件として、国債の利回りが以下のチャートになっている現在で比較します。

・ビットコイン

・S&P500指数

・GLD(ゴールド)

・DBA(農業商品)

・WTI原油

・これだと分かりづらいので拡大比較します。

・各社でチャートの色が違うのは勘弁してください。ただ、何か気づくことありませんか?・・・ビットコインって株価(S&P500)に連動してねぇ?って。株価に連動するんだったら、ヘッジになり得ませんね。
検証結果
①ビットコインは、インフレヘッジになっていない。
②デジタル・ゴールドと言われたりもするが、それは嘘で株価に連動する商品である。
・以上が検証結果となります。商品の捉え方は、時代によって変化しますので、あくまで今現在での検証となります。相関関係を見ることで、ヘッジになり得るかの指標とすることができますので、いろいろ考察してみるのも面白いかもしれません。
・この検証は、ビットコインの良し悪しをいうものではなく、「ゴールドの代替として、ビットコインを買うのは間違っていますよ」という結果を示しているものになります。株価と連動してても、ビットコインが欲しいという方は購入されれば良いと思いますし、私自身もビットコインを持っています。
・今回の検証で、多くの人が言う言葉を鵜呑みにしていては、痛い目に遭うことがわかったと思います。あくまで投資は自分の頭で考えることが大切ですねw
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