考え方編31:[長期投資](長期投資の考え方)そもそもなぜ、投資するのか?値動きするならやらない方が良いでのは?
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・価格の下落だとか、上昇だとかに振り回されたくないから、そもそも投資しないという選択肢があると思います。コツコツ貯金だけを行なって、老後に備えて・・・計画しておけば別に投資なんてしなくても貯金だけで十分ではないか?

・私は、貯金だけでは不十分だと考えているので、投資を行なっています。まず、投資という行動を根本的に考えていきます。

日本円で貯金するという行動はどういうことか?

・日本円で貯金するということは、投資の世界では「日本円という現金に投資する」ということです、知らず知らずのうちに、貯金だけしかしていない人も投資の世界に足を踏み入れていることになっています。むしろ、資本主義社会、「お金に価値がある」としている世界では、お金を持ったり使ったりしている時点で、日々何かに「投資」をしていることになります。

・「日本円で貯金していれば、減ることは少なくともないじゃないか?」という声が聞こえてきそうです。確かに数字で減ることはないかと思います。なので、実感しにくいと思います。

・2022年1月現在では、世界経済の中心はアメリカ(米国)です。アメリカの通貨は、米ドルです。米ドルと日本円を比較すると毎日、分単位・秒単位で相対価値が増えたり減ったりしています。これが為替です。日本だけで生活しているとなかなか体感しづらいですが、世界基準で見ると毎分毎秒で私たちの「お金や資産の価値」は上下動を繰り返しています。

・このように日本円で貯金するというのは、世界基準で見ると日々価値が上下動を繰り返しているということをまずは、理解するべきだと思います。日本で生活していれば、関係ないじゃないかと思うかもしれませんが、単純にそうとも言えません。

・例えば、ガソリンの値段が最近ものすごい勢いで上がっています。エネルギーの転換期で各国増産投資しづらいだとか、環境に与える影響が大きいので先進国では採掘しにくいだとか様々な理由があります。これをお金軸で考察すると、「日本円の価値がガソリンの価値に対して下落した」とも考えられます。投資商品の中には「原油」があったり石油会社の株式もあります。このようなもの保有していれば、実経済に連動して投資商品の価値も値上がりしていますので、相対的に金銭的に影響を受けなかったと考えることができます。

・何が言いたいかと言いますと、「単純に儲けるために投資をする」というよりかは、世界基準に自分の財布の中身の価値を連動させるために、世界の経済成長と連動させて自分の財布の中身も成長させるためにも投資を行う価値があると考えています。

投資を行わない問題点①:日本円だけ単純に保有しているだけでは、世界の経済成長に追従できない

・世界経済は日々成長しています。これに追従するためには世界経済に対して投資を行う以外に方法はないと思います。世界中の株式を保有したり、債権を保有したり、さまざまな方法があると思いますが、何かしら方法を考えて対策する必要があると思います。その方法の中でも、手軽にできることとして株式投資があると考えています。これだけでも、投資を行う理由としては十分だと思います。

投資を行わない問題点②:インフレ目標2%

・現在、米国や日本ではインフレ目標2%という数値を目標として政府が金融緩和をしたり金融引き締めをしたりして、調整を行なっています。多少引き締めすぎたり、緩和しすぎたりして、株価暴落や株価急上昇の原因になったりしますが、長い目で見れば世界経済は、2%程度のインフレになっていくと思います。

・2%のインフレは、私なりの解釈で言いますと、「2%づつ毎年お金の価値が減っていく」という意味になるかと考えています。ここでいうお金の価値は日本円だけではありません。米ドルとかユーロとかも含めた全てのお金を含みます。

・また、ここで厄介なのは各国のお金が平等に減るわけではないことです。円安・円高など言葉を聞いたことがあると思いますが、この言葉がお金の価値が各国で平等に減っているわけではないことを示しています。米国では、2022/1現在、昨年と比較して6%程度インフレ(物価上昇)が起こっているらしいです。

・「アメリカは大変だなぁ」と自分とは関係ないように思うかもしれませんが、事実はそう単純ではありません。このように価値が減っている米ドルに対して、日本円は去年よりも円安です。つまり、日本円だけを保有していれば、6%のインフレでは済まなかったことを意味しています。すぐには、体感できないかもしれませんが、世界経済は繋がっていますので、そのうち何かしらの影響を受けるかと思います。おそらく、想定以上の物価上昇だとかなんとか・・・

なぜインフレをあえて起こすのか?

・私なりの解釈をしますと、「経済を成長させるため」です。一定量のお金しか存在しない世界では、先にお金を掴んだ方が勝ちになってしまいます。つまり、大富豪は大富豪のまま永続し、貧民は貧民のままとなってしまいます。このような世界では、誰が頑張って仕事をするのでしょうか?ビジネスを行うのでしょうか?となってしまいます。そこで、お金の価値を時事刻々と減らしていくことによって、言い換えると、お金の流通量を増加させていくことによって、新たにお金を取得していかなければならないシステムとなっています。

・貯金に置き換えて考えますと、ただ持っているだけの貯金は国によって差があり、単純には言えませんが、毎年2%づつ腐っていって価値が目減りしているということです。これらを考えると、今日持っている100万円は来年は98万円、2年後は96万円・・・20年後は、80万円程度の価値しかなくなってしまいます。日本経済の成長が世界経済に比べて遅いと、さらに日本円の価値は減っていきます。そして、現状、日本経済は世界経済の成長についていけてないと考えています。

なぜ米国株投資をしている人が多いのか?

・上記では、世界のお金の流通量は、毎年増えていることを記述しました。増えたお金は、どこに向かっているのかと言いますと、成長している会社に向かいます。ここ10年ですと、世界のお金は多くが「GAFAM」に向かいました。GAFAMは、ご存知の方が多いと思いますが、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトを合わせた略称です。これら5社に牽引されて、アメリカ経済は大きく発展しました。

・ただし、GAFAMに投資をしてこなかった人は、これらの企業の成長の恩恵を受けることができずに、10年前と比べてただただ、資産減ったか増えていないかになっている人が多いかと思います。株式投資は、世界経済を評価するための指標で、「怪しいから投資しない」とか、「損したくないから投資しない」とかそう単純なものではないことがわかるかと思います。自分の財布を世界基準にしておくだけでも、十分に行う価値があるかと考えています。

おすすめの投資商品を挙げておきます

①S&P500に連動する商品

 ETF: VOO

 投資信託: eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

②アメリカ市場全体に分散投資できる商品

 ETF: VTI

 投資信託: 楽天・全米株式インデックス・ファンド

③先進国・新興国関係なく全世界の株式に分散投資できる商品

 ETF: VT

 投資信託: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

主なネット証券会社

本商品の取り扱いのある主な証券会社
証券会社名取り扱いの有無
楽天証券
SBI証券
マネックス証券

※リーケンの独断で3社のみの情報に絞っています。

 上記以外の証券会社でも、取り扱いのある会社はあります。

暗号資産の取扱い会社

コインチェック

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