考え方編34:[長期投資](長期投資の考え方)なぜ、今は、米国株投資なのか?
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・私は、米国を中心に投資先を考えた方が良いと考えています。もちろん、今現在においてもものすごい勢いで経済発展があるからというのもそうなんですが、その他にも理由があります。

理由1:株主還元の文化が築かれているから

・私の中で、これが最も大きな理由ですね。日本だと株主に対するリスペクトを感じることは、あまりないのですが、米国だと株主に対するリスペクトや還元の文化が構築されています。また、還元の仕方も様々で、利益を全て設備投資・事業投資に回して配当金を出さない代わりに、企業そのものの価値をあげるといった方法がとられたりします。

・日本だとメルカリなどは、新興企業ということもあり、配当を出さずに企業の成長に全振りしている感じですが、そのほかの企業で・・・と言われると、少ないですね。

・コカコーラなどの老舗に関しては、連続増配などで株主還元されています。そのほか、投資とは関係ないですが、寄付なども当たり前に行うような文化ですし、基本的にお金が回るような仕組みが機能しています。日本と比べてみるとわかりやすのですが、日本で寄付したら、「私が払った寄付がどのように使われているか報告しろ」となり、余計な仕事が増えるだけで、とても効率が悪かったりします。

・米国は、お金が回りやすいシステム・文化になっています。日本は、誰かが溜め込んだり、企業が溜め込んだり、基本的に制約だらけでうまくお金が回っていない感じがします。

理由2:民主主義で先進国なので、財務を管理するシステムが整備されている

・中国なんかは、人口の増加とともに発展し、今や世界で一番GDPが高くなるのも時間の問題とされています。しかし、中国の政治は半分独裁みたいになっており、政府の一声で、DiDIという会社がアメリカ市場で上場停止になったり・・・やりたい放題が過ぎて、投資しにくいです。少額なら良いですが、メインに据えるのは、怖いです。

・これから人口が伸びてくるインドやアフリカもありますが、昔の日本のように賄賂なんかも平然と行うようなことも行ったりしていると思いますので、まだ信頼しきれないかなと考えています。ニュースなんかで、そのあたりの健全性が明確に確認できれば、メインの投資対象として見れるようになってくるかと思います。

・あとは、経済が大きくなってきて生活の水準があがって、国として世界へ与える影響が大きくなってきたときにどのような対応をしてくるかによっても、投資対象として安心できるかのキーポイントになってきそうです。

理由3:米国には、グローバル企業が多いから

・グーグルは、年に一回くらいヨーロッパから訴えられています。独占禁止法やら何やらの理由をつけられていますが、要は「あんたら外国人のくせにうちの国で儲け過ぎ」ということだと私は理解しています。最近では、日本で儲けた売り上げに対する税金は日本で支払う等の対応取ってくれるようになっているので、ある程度は還元される仕組みになりましたが、デジタル時代で、いきなり国境を超えてビジネスをすることが簡単になり、法の整備が追いつかず、全てを持って行ったのがアメリカです。

・このように、アメリカ企業はアメリカ国内だけの収益では止まらず、世界中で売上をあげています。ある意味、アメリカ企業への投資は、世界中に投資しているのと同義だと考えることもでき、私もこの意見に賛成派です。世界の中心に投資を行うことは合理的で必然だと考えています。

これからもずっと米国投資なのか?

・米国投資を中心として考えることは、間違っていないと思います。ただし、単純に米国だけに投資しておけば良いかというと、それもまた違うのではないかと思っています。何も考えずにVOOやVTIだけに投資するというよりも、コアとしてVOOやVTIに投資をするというのが良いかと考えています。経済は、人口動態に影響することは歴史的に間違いないと思いますので、中国が成熟してきたことを考えると、次に人口がピークに向かう、「インド」や「アフリカ」への投資はなかなか面白いかと考えています。

引用:統計局HP

・これからの人口動態を考えると、南アメリカやアジアは、人口が減っていくとなっています。アジアの中でも南アジアにカテゴライズされるインドの人口が増えていくことを考えると、その他の東南アジアや中国を含むアジアは人口が表の見た目よりも減ると思います。

・2100年までの統計において、世界の人口の増加割合よりも高い地域は、アフリカ・オセアニア・北アメリカの3地域になります。北アメリカは、「カナダと米国」を足した地域を考えると、米国が現在のように世界の中心にあり続ける可能性は高いと考えています。

人口動態を見て、アフリカ・インド・オセアニア・米国・カナダに投資するのは面白い

・単純に人口だけをみての投資というのも浅はかな考えなのかもしれませんが、無視できない大きな要因であることは間違いないと考えています。例えば、メーカーが製品を作るときに何を基準にするかというと「使う人、お客様」を基準にするのが当たり前だと思います。では、お客様は誰かと言いますと、人口の多い国の人が最も多くなります。するとどうなるのか・・・人口の多い国に合わせた商品をメーカーは作ろうとします。

・何が言いたいかと言いますと、人口が多い国はある意味で、一定の発言権や権力が約束されているようなものであることを知っておかなければならないということです。例えば、会社で働くときに「労働組合」を結成するのは、「人数の多さ」を武器にするためです。これらを考えると、人口が増えていく国に投資することは間違いではないと考えており、私自身も、徐々に米国以外の投資先にもお金を入れていこうと考えています。

・ただし、現在の世界の中心は米国であることは事実であり、数年で世界の中心が入れ替わることは考えづらいですので、まずは、米国株投資を中心に考えておき、優良なETFや投資信託さえ購入することが最良だと考えています。

・私自身の証券口座も公開していますので、そちらも併せてみると、どんな感じで値動きが起こるのかが分かり易いかもしれません。

おすすめの投資商品を挙げておきます

①S&P500に連動する商品、簡単に言えば業績の良い米国会社500社に分散投資できる商品

 ETF: VOO

 投資信託: eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

②米国市場全体に分散投資できる商品

 ETF: VTI

 投資信託: 楽天・全米株式インデックス・ファンド

③先進国・新興国関係なく全世界の株式に分散投資できる商品

 ETF: VT

 投資信託: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

おすすめのネット証券会社

本商品の取り扱いのある主な証券会社
証券会社名取り扱いの有無
楽天証券
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マネックス証券

※リーケンの独断で3社のみの情報に絞っています。

 上記以外の証券会社でも、取り扱いのある会社はあります。

暗号資産の取扱い会社

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