みんなが、こぞって同じものを買いに行くのはバブルの兆候!?](https://ri-ken-bookinfo.com/wp-content/uploads/2021/08/2.png)
・私は、みんなが同じ商品に向かって群がって購入するようなときに「バブル」を感じてしまいます。古い例で言えば、タイタニック号は絶対沈まないといわれていたから安心していたから逃げなかったのに沈没船になった・・・と同じようなことでしょうか。オイルショックの時にトイレットペーパーが買えなくなったり、コロナ禍の初期にマスクが枯渇したり・・・現在は、中国の電力不足の影響で、工業製品などがありえない早さで高騰し、カーボンニュートラルの影響で使いにくくなった石炭・石油に影響で、過渡期にあるエネルギー源である石油や天然ガスの価格の高騰・・・
・こんなにも時代が進んで、IT化が進んでも人間の考え方や習性は変わらないなぁって感じですね。工業製品の高騰とエネルギー源の高騰は少し状況が違って、政治的に仕方がない部分も多いのかぁという感じはしますが・・・
NASDAQ(ナスダック)100に関連する金融商品について
・このごろツイッターを見ていると、「NASDAQ100」に関連する金融商品の購入を行なっている方がものすごく多いと感じます。特に、「レバナス」と呼ばれるナスダックの値動きにレバレッジをかけた金融商品がものすごく人気ですね。レバレッジをかけた商品は、2倍なら2倍、3倍なら3倍の価格変動をするように設計された金融商品になります。
・もともと、値動きの激しいナスダックに対して、2倍、3倍の変動率にするような商品を長期で保有することは私の感覚から言って、「正気」とはとても思いません。もちろん、少額でサテライト的に趣味で楽しむための投資として購入したりする分には別に良いかと考えていますが。
・ナスダックは世界的な市場なので、日本人だけが投資しているわけではありません。よって、日本で盛り上がっているだけなら、バブルとは言いきれませんが・・・現在のレバナスブームが仮に「日本市場」で起きていたら「バブル」だと私なら判断します。
・ただ、人間の考えることって人種が違っても、それほど変わらないと私は考えているので、やっぱり「バブル」っぽい感じがすごいですね。私も「ナスダック100」に関連する商品を保有していますが、少し買い控えようかと考えています。これだけ「ある種、宝くじ的」に購入されているのをみると、これらの商品に対してあまり魅力を感じなくなっています。
・市場から退場者が続出し始めたら、そこが買い時になりそうです。2000年ごろのITバブルと似た兆候ですね。歴史は繰り返される。ITバブルは、もうすぐそこに迫っているかもしれません。過去の歴史が繰り返されるなら3年くらいかけて下がり続け、そこからダラダラ状態が続く感じでしょうか。1月にQQQを購入しといて言うのもおかしい話ですが、しばらくはQQQは買い控えようかと考えています。

アメリカ市場の組入率が大きいETF(VOO, VT, VTI)について
・VOOなどを筆頭に、これらの金融商品も最近のパフォーマンスが良すぎた反動で、しばらく低迷もしくは平行線を辿るかなと考えています。低迷する期間としては、それこそ1年、2年などの年単位かもしれません。しかし、投資の軸に据えるのに間違いない金融商品群だと考えています。
・長期投資で保有し続けるべきだと考えていますので、これらは持ち続ければ良いと考えています。

・VOO, VTI, VTは、作られたのが2010年ごろですので、それ以前はS&P500指数(オレンジ)でしか表示されていません。
・VOO, VTI, S&P500は、それぞれピンク, 水色, オレンジですが、成績はほぼ同じです。「VT」は紫ですが、他の投資対象と比較しても過去だけ見ると見劣りします。しかし、VTの魅力は、全世界に分散投資している点にあります。仮に世界の中心が米国以外に変わったとしても、VTの中身もそれに連れて変化していきますので、理論上最強の投資対象だと言えます。しかし、この先も米国の1強状態が続くとすれば、VOO等には見劣りする成績になりそうです。それでも、魅力的な投資対象には変わりません。
おすすめの投資商品を挙げておきます
①S&P500に連動する商品、米国株の成長を取り込むことができるETF
ETF: VOO
投資信託: eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
②アメリカ市場全体に分散投資できる商品、米国株の成長を取り込むことができるETF
ETF: VTI
投資信託: 楽天・全米株式インデックス・ファンド
③先進国・新興国関係なく全世界の株式に分散投資できる商品、世界経済の成長を取り込むことができるETF
ETF: VT
投資信託: eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・今後10年間も米国が世界経済の牽引役になるなら米国株投資ですし、今後は世界の中心はどこか別の国に変わっていくと考えるなら全世界株投資だと思います。どれに投資するかは、自分の頭で考える必要があるかと思います。
おすすめのネット証券会社
※リーケンの独断で3社のみの情報に絞っています。
上記以外の証券会社でも、取り扱いのある会社はあります。
暗号資産の取扱い会社